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チェ・ガンヒは、2009年9月から日本の化粧品ブランド「シュウウエムラ」のイメージキャラクターに抜擢され、シュウウエムラ「カラーアトリエ」のCMなどに出演していた(2012年まではイメキャラをしていたが、その後は不明)。
2009年当時、シュウウエムラは「トレンディーながらも個性的なスタイルで20代・30代女性の強い支持を受けているチェ・ガンヒを、新しいイメージキャラクターに抜擢。顧客層を広げてブランドパワーを強化する予定だ」と明らかにしていた。
シュウウエムラとは、日本の美容界のパイオニアとして知られる伝説のメイクアップ アーティスト・植村秀によって創業されたブランド。植村秀は2007年12月29日に死去。享年79歳。
また、チェ・ガンヒは同年9月号のファッション雑誌に、神秘的でロマンチックなパステルメイクの写真集を公開した。これがシュウウエムラのイメージキャラクターとしての最初の仕事であった。

ロッテ七星飲料(2008~??)

ウエストウッド(2010)

シュウウエムラ(2009~2012)

出演作品②

主なCM

チェ・ガンヒは2008年3月から韓国のロッテ七星飲料「私の身体に流れる『流』」のCMに出演していた(いつまでか不明)。
この商品は、大韓漢方医協会から公式認証を受けた新しい概念の漢方及び茶の原料15種類が入ったお茶。
原料はダッタンソバ、陳皮、カバノアナタケ、桑黄(メシマコブ)、霊芝、高麗人参、ハンゲショウ、クコ(枸杞)、柿の葉、アマドコロ、決明子(けつめいし)、緑茶、ウーロン茶など。
なかでも、ダッタンソバはルチンの含有量が普通のソバの50~100倍と非常に多く、血行を改善する働きがある。
そのため、「健康美人」の飲み物というコンセプトで主に20代~30代の女子大生やOLをターゲットとした。
CMでは、チェ・ガンヒは体操を行っている。これは「循環体操」と呼ばれ、シリーズ化されて5編制作された。
そして、当初は体操という身体活動を通じて健康を視覚的に表現するのに成功。製品のイメージをよく表していると評判になった。主に韓国の映画館で流れていたもよう。
なお、ロッテ七星飲料はロッテグループの一角を占め、1950年代の七星サイダーを始めとする清涼飲料及び酒類の製造・卸小売を手掛ける大企業。

チェ・ガンヒは、2010年に韓国のアウトドアブランド「ウエストウッド」のCMに出演していた=動画上。
このCMの撮影のために、チェ・ガンヒは2010年1月16日~21日にかけて5泊6日の日程で、南アフリカ共和国のヨハネスブルグとケープタウンほか西ケープ州などを訪れた。
この年2010年6月11日から7月11日にかけて南アフリカではFIFAワールドカップが盛大に開かれた。あのブブゼラという楽器がうるさいと問題になった大会である。
チェ・ガンヒはその半年前に南アフリカの大地にいた。彼女はまるでバックパッカーのような格好で現地の子どもたちと幸せな時間を分かち合っていたのである。
スポンサーであるウエストウッドのコンセプトは、「オーガニック・ライフ」。自然と共存し、健康で豊かな生活を送ろうってことだ。それで、チェ・ガンヒであり、南アフリカなんだよね。
この年、韓国のアウトドア業界では女性の客層を取り込もうと各メーカーとも躍起になっていた。先進国のなかで少子化トップである韓国では当然のことなのかも知れない。ノースフェイス(米国メーカー。韓国での商標権は韓国の永遠アウトドアが持っている)では女優のコン・ヒョジンをモデルに起用し、コーロンスポーツ(韓国メーカー)では女優イ・ミンジョンの魅力を広告の前面に押し出そうとしていた。

農心(2002)

チェ・ガンヒは、2002年に韓国の製麺、インスタント食品、スナック菓子会社「農心」の『ほかほか新米ご飯』CMに出演していた。
ほかほか新米ご飯というのは、パックごはんのことだが、農心は2003年に世界的な食品会社の「ネスレ」と業務提携を結び、それまでのラーメン会社というイメージを変え、総合食品会社へと舵を切った。その前哨戦として前年5月に農心はパックごはんの製造を始めたのであろう。
その時のCMにチェ・ガンヒは俳優のアン・ジェファンと共演。このふたりは、2001年~2002年まで韓国KBSで放送されたドラマ『愛があるから』(全172話)で夫婦役を演じた。
そして、約1年後に農心はそれまで食品大手「ハットバン」の牙城だったパックごはんのシェアを切り崩し、約20%まで伸ばした。
だが、それも価格競争の時代に突入し、農心は競合他社に負けてシェアを失い、ことし2016年の初めにこのパックごはんの生産を打ち切った。
韓国のパックご飯業界はし烈な争いが続いており、ことし2016年5月には韓国CUから丸いおにぎり型のパックご飯が発売され、これが電子レンジで30秒でチンできるとあって売れているようだ。

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